2020年11月にクラウンの生産終了が発表されてから、1年半。(東京中日新聞2020年11月11日付)
あれから様々な情報がネット上に掲載されました。
トヨタの高級車ブランド “クラウン”
1955(昭和30)年の販売開始以来65年、15代にわたって日本の代表的なセダンとして親しまれてきました。
「いつかはクラウン」というキャッチフレーズにも象徴されているように、グレードアップしてゆく車の“頂点”であり、バブル期の1990年度には新車24万台近くを売り上げた一大ブランドでした。
しかし、その後少しづつ販売台数を減らし、2001年度には8万台を下まわりました。
現行のクラウンが発売された2018年度に約5万8000台を数えたのが近年のピークとなりました。
そしてついに、2020年11月、クラウン生産終了というまさかの発表を目にしました。
来店いただく方々とも、このニュースの事でいろいろと勝手な談義もしていました。
その後、SUVとしての復活が囁かれ、
一時は、クラウンクルーガーなどと、私個人的には馬鹿げた名前の記事も多くでていました 笑
ですが、それも中国では現実となりました・・・。
クラウンヴェルファイアまで・・・。
クラウン専門店である私としては、2つ先行くトヨタと信じ、テスラを凌ぐ電気自動車に クラウン という名前で復活してくれる!
などと思っておりました。そこそこ本気で期待をしていました・・・
その期待とは裏腹に、少しづつ現実味を帯びた時期クラウンの話がでてきていますね、
クラウンが新たに出ることは確実となっているようで、この6月か7月には発表予定のようです。
ただ、FFプラットフォーム、伝統あるFR、そして常に情報の上がるSUVクラウン、遅れてデビューのワゴンタイプなど、
いろいろな話が出る中、もっとも有力だったSUVの開発に関しても凍結したとか、、、
いったいどんな会議がトヨタで行われているのでしょうか、この直前になっても情報が混迷しているようです。
代わりに浮上してきた現行型FRクラウンをモデルチェンジするという計画も上がってきているようです。
現行型のFR車用GA-Lプラットフォームのナロー版は、全幅を抑えるためにクラウン専用で使われているアイテムですが、合理化のために廃止が決定し、
新型クラウンはFFに変わることになったわけですが、FR用のこのプラットフォームが継続採用されることになります。
FRクラウンはまだ開発スタートが決まったばかりで、登場は早くても2025年とのことです。
しかし、基本的には内外装を変えるだけのスキンチェンジとなるため、2024年中にデビューする可能性もあるようです。
1955年の初代登場以来、67年間の歴史を誇る伝統の名車が時代の経過とともに変化しています。
それは自然なことと思えますが、販売店にすれば、これまで支えてくれた既存のユーザーを置いていくことはできないということでしょうか。
それに即座に対応したトヨタの姿勢からも、歴史あるクルマを改革することの難しさを感じさせる事となっています。
とはいえ、今年6月から7月に新型クラウンがお目見えするのは確かであるようです。
改めてどんなクルマかをお伝えしておくと、TNGAのFF用GA-Kプラットフォームを採用する4ドアクーペで、パワーユニットは直列4気筒の2.5Lハイブリッドと2.4Lガソリンターボの2種類。
最もベーシックなグレードのみFFとなり、そのほかはFFベースの4WDになるという情報で、ハイブリッドは後輪をモーターで駆動するE-Four、ガソリンターボはRAV4と同じ電子制御のダイナミックトルクベクタリングAWDとのことです。
なお、この新型車は「クラウンプラス」という車名が採用されるという情報もあります。
気になるのは、SUVの開発は凍結されたものの、もうひとつのバリエーションとして噂されているワゴンタイプがどうなっているか、
こちらも遅れて追加されるという説もありますが、ワゴンの動きに関する情報はまだほとんど無いようです。
混迷が続くクラウンだが、6月〜7月に流麗な4ドアクーペタイプの新型が登場し、新たな展開となりそうです。
急浮上したFRタイプの新型クラウンとともに、目が離せない状況が当分続きそうです。
(ベストカーWeb / スクープより引用あり)